2024年8月4日(日)八王子市 生涯学習センター南大沢分館 「こどもお天気実験教室~ペットボトルで雲と雪を作ってみよう!~」
こんにちは! シエル1号です。
まだまだ盛夏が続き、先日は301地点で猛暑日を記録しました。
一方、パリオリンピック2024でアスリートたちの活躍が連日伝えられ、
応援に熱がこもる今日この頃ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
夏休み期間中の8月4日(日)に、
東京都八王子市の生涯学習センター 南大沢分館で、
「こどもお天気実験教室~ペットボトルで雲と雪を作ってみよう!~」を実施しました。
今回は、10組の親子(大人12名、小学生12名、未就学児1名)が参加してくれました。
日曜日ということで、両親でご参加頂いた組もありました。
まずはじめは雪の結晶の装置作りから。
ビーズに糸を通しにくかったりしましたが、
みんな上手にペットボトルの実験装置を完成させました。
ドライアイスを入れて、雪の結晶実験をスタート。
つぎは雪の話。
雨や雪のできかたや雪の結晶の成長のしくみを説明後、
冬型の気圧配置の天気図を見ながら、よく雪のふる場所は? との問いかけには、
札幌や新潟、といった、例年降雪の多い地名を答えてくれました。
お天気豆知識は気温の話。
夏日、真夏日、猛暑日が最高気温何℃以上、熱帯夜が最低気温何℃以上かを学んだあとに、
日本の最高気温記録について問うてみたところ、40℃、42℃、43℃の答えで、
正解の41.1℃に近く、これはなかなかいい線いっていました。
ちょっと一息、休憩の時間、ペットボトルの雪の結晶はどうなったかな?
そっとテーブルに近づいて、ペンライトで照らしてみて、
少しずつ雪の結晶がテグスにつきはじめていることが確認できました。
後半は雨つぶクイズからスタート。
雨のつぶが、おまんじゅうのような形になっていることにみんな意外だったみたい。
空から落ちてくる雨つぶがスカイダイビングのように下から風を受け、
下側が平べったくなってこのような形になるとの説明に、みんな納得していました。
今日2つ目の実験、ペットボトルで雲つくりでは、水と雲の種(たね)が必要。
材料をペットボトルに入れ、ペットボトルに炭酸キーパーでしっかり空気を入れ、
みんな一斉にふたを開けると、ペットボトルの中に白い雲ができました!
そして、再びふたを閉め、空気を入れると、白い雲は消え透明になりました。
これは、白い雲、つまり、ペットボトルに浮かんでいたこまかい水のつぶが、
再び水蒸気になって目に見えなくなったためです。
そして、空にうかぶ雲の種類を「おそらのくものうた」の動画で紹介したのちに、
10種類にわけられている雲について1種類ずつみんなで一緒に写真で確認しました。
すると、みんな元気に正解してくれました。
さて、雪の結晶がどうなったかな?
そうっと近づいて観察してみました。
すると、ペットボトルの中のテグスから雪の結晶が伸びていました!!!
「雪は天から送られた手紙である。」・・・雪研究の第一人者:中谷宇吉郎先生の言葉です。
雪の結晶は、気温と水蒸気の量で微妙にかたちが変わることは、
たぶんみんな初めての話で、わかってもらえたかな。
今全部を覚えなくても、こんな現象があるんだということを覚えてくれるだけでもうれしいです。
最後に、空を見上げましょう!
空を見上げるときれいな雲に出会えるかもしれません。
ときには彩雲が見えることもあります。
でも、立ち止まってまわりの安全を確認してからにしましょう。
まだまだ暑いですが、夏休みを楽しんでください。
くれぐれも、熱中症には注意しましょう。
ご参加いただきありがとうございました。