夏休みもそろそろ中盤。
花火や旅行など楽しい予定がいっぱいで、いつもより天気予報が気になる季節ですね。
今回は天気予報の舞台裏や防災の知識を学べる「気象科学館」をご紹介します。
気象庁の1階正面玄関を通って入ると、まずは気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」がお出迎え。
最初の展示は気象観測装置。
気温や風の強さ、降水量、積雪量などを測っている機械を見ることができます。
これは雨水の量を測る「雨量計」。自由研究で作ってみる?
こちらは観測したデータを元にどうやって天気予報を作るのかを紹介しているコーナーです。予報官の作業机を模してつくられているとのこと。
イスに座ってアメダスや気象衛星画像を眺めれば、気分は気象庁の予報官!?
夏の夕立の後は虹を見るチャンス。
虹の見えるしくみ、どうして七色に見えるのか、などが分かりやすく解説されています。
そしてグレーの壁に近づくと・・・小さな虹が浮かびました!
気象庁の仕事は天気予報をつくるだけではありません。
いつ起こるか分からない地震を見張って、地震速報を発表するのも大切な役目。
震度6ってどのくらいの揺れ?
自分で台を揺らして確かめてみましょう。
中央にある黒い筒が「震度計」です。
プールの中で実際に小さな津波を起こす実験装置、「津波シミュレータ」。
地震の振動が水に伝わって津波となり、陸に押し寄せる様子を見ることができます。
気象科学館では、毎週土曜・日曜・祝日に気象予報士がボランティアで解説をしています。
「夏休みは1日50人から100人近くが来館します。小学校4年で気温、5年で防災を勉強するので、小学校高学年が多いですね。最近はお母さんからゲリラ豪雨について質問されました」とのこと。
小さいお子さんにはやさしく分かりやすく、物理や化学の知識がある中学生・高校生には専門的に解説します。展示について分からないことやお天気について知りたいことなど、何でも気軽に質問してくださいね!
この他にも突然の大雨にどう対処すればよいか分かるシミュレータ、竜巻発生装置、地球温暖化に関するクイズ、緊急地震速報トライアルなど、見て・触れて・試して学べる展示がいっぱいです。
自由研究のテーマも見つかる気象科学館、夏休みにぜひ足を運んでみてください。
「気象科学館」
・場所: 気象庁(東京メトロ「竹橋」より徒歩1分、「大手町」より徒歩5分)
・開館時間: 10:00~16:00
・休館日: 年末年始
・入館料: 無料
※土日・祝日は気象予報士が解説をしています。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan.html
《サニーちゃんのお知らせ》
夏休みに「気象庁夏休み子供見学デー」が開催されます!
普段は見ることのできない天気予報の現場見学ツアーやお天気キャスター体験コーナーなど、気象について楽しく学べるイベントです。みんな見学に来てね!
「気象庁夏休み子供見学デー」
・場所: 気象庁
・日時: 2013年8月7日(水)・8日(木) 10:00~16:00
・参加費無料、予約不要
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/event/event.html
<21号>