月までの距離を感じてみよう!

地球って大きいですよね。
大きすぎて距離感がわからないので、ぎゅーっと縮めてみましょう。

両手でぎゅーっと、ぎゅーっと、ぎゅーーーっと!!!

縮まりましたか?

こんなサイズになるまで縮めたら準備OKです(笑)

これは直径12センチの地球義。実際の地球の1億分の1の大きさです。
衛星写真を使って作ってあり、緑地帯や砂漠地帯がよくわかりますね。
日本は緑色、緑地帯なのです。

でも、ひとつだけ実際の見え方と違う点があります。

わかりますか?

そう!雲がないのです。
天気予報を見ていると「ひまわりの映像をみてみましょう」とか「雲画像です」
と言って画面に登場するあの雲の画。
実際は、あのように地球のどこかに必ず雲があるのですね。

雲画像は「ひまわり」という人工衛星からカメラで撮影しています(※1)
ひまわりまでの距離は、さきほどの12センチの地球儀で表現すると、
地表から36センチあたりにあります。

では、ここでクイズです!

Q:この12センチの地球儀で表現すると、月はどのくらいの距離にあるでしょうか?

これを月と見立てます。(12センチ地球儀と同じ縮尺です)

答えを考えてから↓にスクロールしてくださいね(^^

 

 

 

答えはこのくらいです。

およそ3.8メートルです。
さきほどの人工衛星までの距離が36センチですから、約10倍の距離になりますね。
遠いと感じますか?近いと感じますか?

ちなみに、同じ縮尺で考えると太陽は地球から1.5キロメートルのところにあります。
電車のひと駅分くらいでしょうか。
月に比べるとだいぶ遠いです。でも、毎日、毎日、太陽の光や熱が地球までちゃんと届きますね。
そして、私たち生物は命をつないで生きていけるのです。

11月に4度めの宇宙の旅へ出発した宇宙飛行士の若田光一さん。(※2)
ただいま、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在しています。
ISSは、12センチ地球儀でいうと表面から4ミリメートルくらいの距離を約90分で1周、
1日で約16周回っています。月に比べると、地球にとても近い距離にあるのですね。

大きなモノは、小さくして考えるとその距離感がつかめるというお話しでした!

 

《サニーちゃんのお天気メモ》

(※1)ひまわりは、気象観測を行う日本静止衛星気象衛星の愛称なのよ。
201071日から雲画像は、ひまわり7号のものが採用されています。
得られた気象情報を日本国内だけでなく、東アジア・太平洋地域の多国に提供しています。
ひまわり6号から、航空管制としての機能(航空ミッション)と気象観測としての機能(気象ミッション)の
二つの機能を持つ運輸多目的衛星(Multi-functional Transport Satellite:MTSAT)が打ち上げられ運用されています。

(※2)若田光一さんは四回目の宇宙飛行で国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在する予定なの。最後の二カ月間は日本人初の船長として活動するそうです!

<18号>